2022/06/07 17:46

2020年に立ち上げ、20224月よりSelf0を本格始動いたしました。おかげさまで有難いことに多くのお客様にご利用いただくお店へと少しずつ成長しております。

 

Self0のコンセプトは「書くことは生きること」です。

なぜ、このようなコンセプトになったのか、少し説明させてください。

 

話は私が14歳の頃まで遡ります。


私は当時、学校で陰湿ないじめに遭っていました。先生には見えないところで悪口を言われ、ときには髪型さえもバカにされることが何度もありました。


次第に私は学校には居場所がないと思うようになり、いわゆる現在も社会的に問題になっている「不登校」を経験しました。


最初は学校に行かなくてもいいと解放感で満ち溢れていましたが、段々と何かやりたい、そうだ学校以外に居場所を見つけて、そこでもう少し頑張ってみようと思ったのです。

 

当時、都内ではフリースクールはたったの数件しかなく、その中から自分に合った場所を選ぶ必要がありました。

 

今は再開発でなくなってしまいましたが、窓を開ければすぐそばに渋谷川が流れる小さなマンションの一室に当時はフリースクールがあって、その場所へ通うことを決めました。

 

ところが、です。

 

父は学費が重なることに対して非常に怒っている状態。母に「行きたい」と伝えても「自分でパパを説得して」と言われるだけで何もしてはくれません。

 

そこで私は、なぜ今学校に通えていないのか、どうしてその場所に通いたいのか、これからについてどう考えているのか、ノート1冊に自分の気持ちをすべて書きだしました。

 

すると反対だった父はまるで今までの態度が嘘だったかのようにフリースクールへ行くことを許可してくれて、私はひとつ突破口を見つけました。

 

私は14歳で書くことは魔法なのだと気づきました。それから大人になってさらに夢は書くことで叶うということを何回も感じるようになりますが、私は常に書くことで、困難と思える道を突破してきたのです。

 

大人になったから、今は生きづらさを感じていないわけではありません。

 

人と違う道のりを歩むことは常に綱渡りのような人生を過ごしているのと変わらず、いつ私は奈落の底に落ちてしまうのだろうと深い闇に包まれるときが何度もあります。

 

孤独と向き合うときでさえ、誰も助けてはくれない、これが目を背けられない現実でもあります。

 

でも…これは決して私だけではないとも思うのです。

 

自分と同じように心が敏感であるがゆえに必要以上に傷つき、傷が癒えないうちにまた傷ついて、それでも歯をくいしばりながら夢を叶えようと走っている方々、自分らしく生きようともがいている方々はたくさんいらっしゃると思います。

 

Self0から販売させていただく商品が、皆さまにとって人生の伴走者や応援団となりますように。

 

そんな願いを込めてSelf0を立ち上げたいと思ったときに自然な流れで「書くことは、生きること」というコンセプトに至りました。

 

 

Self0では現在、新商品を制作中です。水面下で進めている企画もたくさんございます。引き続き、おひとりさま会議用紙を含め、ぜひご購入いただけると幸いです。

 

今回はSelf0のコンセプト「書くことは、生きること」が誕生するまでのコンセプトストーリーをご紹介いたしました。



書くことは、生きること。

書くことは、祈ること。


Self0/山口 恵理香

 

 

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